空白行・データが入力された行までループ
VBAで処理を作成していると、空白行までだったり、データが入力されている最後の行まで処理をしたいことがあると思います。今回はそれぞれどのように実装すればいいかを解説致します。
どちらも同じ意味に感じるかもしれませんが、それぞれ違いがあるので別々に説明していきます。
空白行までループ
まずは、空白行までループさせる方法を説明致します。以下の例に沿って説明します。
'現在の行数
Dim row As Integer
'1行目から開始
row = 1
'空白行までループする
Do Until Cells(row,1).Value = ""
'次の行を読み込む
row = row + 1
Loop上記の例は、ExcelのA列を上から順に見ていき、セルに値が入力されていない箇所まで行ったら、Loop文を抜ける処理になります。
データが入力された行までループ
次にデータが入力された行までをループさせる方法について、以下の例に沿って説明致します。
'A列の最後にデータが入っている位置を取得
row = Cells(Rows.Count, "A").End(xlUp).Row
'データが入っている位置までループする
For i = 1 to row
MsgBox i & "回目のループです。"
Next i空白行までループするのと動作的には変わらないように見えますが、大きく違うところは、空白行は上から順にセルを見ていって空白のセルまでなので、例えば1行目から順に見ていき、5行目が空白の場合、その後の6行目以降にデータが設定されていても5行目でループは終了します。
それに対し、データが入力された行までループはA列の一番下から上にセルを見ていきデータが入っている箇所までとなるので、5行目が空白、10行目にデータが設定されていたとすると10行目までループすることとなります。
※例はA列ですが、別の列にしたい場合は、例の2行目の「”A”」を変更するようにお願いします。
最後に
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