cdコマンドについて
cdコマンドは、CLI上でディレクトリを移動する一般的なコマンドになります。Linuxではディレクトリ、Windowsだとフォルダの意味になりますので、フォルダを移動すると思ってもらえればいいです。
絶対パスと相対パス
cdコマンドには移動したいディレクトリを引数に指定しますが、指定するディレクトリは絶対パスと相対パスどちらでも指定できます。
絶対パスの指定方法
絶対パスとはルートディレクトリ（一番上の階層）からのパスを意味します。例えば以下のように最初が「/」から始まるものを絶対パスとします。
「/home/test/unix」に移動したい場合、上記のコマンドで移動できます。
ちなみに、その下で実行している「pwdコマンド」は今自分のいる場所を確認するコマンドになります。
相対パスの指定方法
相対パスとは今時分がいるディレクトリからのパスを意味します。例えば以下のように「/home/test」ディレクトリにいる状態から「unix」に移動する場合に「/home/test/unix」を引数に指定するのではなく、「unix」だけ指定すれば、「/home/test/unix」に移動することができます。
cdコマンドの小技
小技と言うほどでもありませんが、cdコマンドで便利な実行方法を紹介いたします。
cd -（ハイフン）
cdコマンドを使用していると間違えて違うディレクトリに移動してしまう時があります。そんな時に使用できるのが「cd -」コマンドです。
上記見ていただければわかると思いますが「cd -」を実行すると自分が一個前にいたディレクトリに移動します。
cd ~（ホーム）
「~」の記号がなんと読むかわかりませんが、Linuxではホームディレクトリを意味します。これはcdコマンドだけでなくホームディレクトリを指定する場合は、「~」を入力すればいいです。
ホームディレクトリは、「/home/ユーザ名」になります。
cd ..（1階層上）
「..」は今自身のいるディレクトリの1階層上を意味します。こちらもcdコマンドだけでなく、その他コマンドでも1階層上を意味します。ちなみに「.」ひとつだと今自身がいるディレクトリを指します。
最後に
私はSierとして9年間働いて、色々なプロジェクト関わっていますが、今までの開発は全てLinuxサーバになります。周りの方に話を聞いても今までの開発がWindowsサーバではなくLinuxサーバの方が多いという方の方が多い気がします。
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