概要
プログラミングをする上で大体の言語で「変数」を使用することが必須となります。変数の型の種類は以下のページで説明しているので、そちらを参照お願いいたします。
【VBA】変数の型一覧
本記事では、変数の定義方法について説明致します。
変数の定義
変数の定義って何??
変数を使用するにはまずは、この変数を使用します!という定義をする必要があります。基本的な定義方法は「Dim <変数名> As <変数型名>」となります。以下に定義の例を記載致します。
'Integerの定義
Dim hensu1 As Integer
'Longの定義
Dim hensu2 As Long
'Doubleの定義
Dim hensu3 As Double
'Dateの定義
Dim hensu4 As Date
'Stringの定義
Dim hensu5 As String
変数の適用範囲について
変数には適用範囲と言うもの存在します。適用範囲を決めるのは変数定義時に「Public」「Private」を付与する必要があります。上記を付与しない場合は「Private」で定義されたこととなります。
宣言 | 説明 |
---|---|
Public | 全てのモジュール内のプロシージャから参照できる変数を宣言する。そのため、プロシージャ内で宣言することはない。 |
Private | 宣言したモジュール内のプロシージャから参照できる変数を宣言する。省略することも可能。 |
モジュールの説明をするのが難しいですが、別のソースファイルと考えてもらって大丈夫です。VBAでソースを書き始める際には「標準モジュール」を追加してソースを記載していくと思います。複数の「標準モジュール」を作成して、どこからでも呼び出せるのが「Public」になります。じゃあとりあえず「Public」で宣言しておけばいいじゃん!と思うかもしれませんが、これはお勧めしません。「Public」はどこからでもアクセスできるため、どのモジュールから更新参照しているのかわからなくなったりでバグを作りこみやすいです。基本は「Private」で使う必要がある場合は、「Public」にしましょう。プロシージャは以下のように宣言しているもののことを言います。
Sub Method() ⇒ プロシージャ
End Sub
定数の定義方法について
変数を定義する際に、初期値から値を変更したくない・変更されたくないものについては定数として定義する必要があります。定数としたい場合は、今までの宣言方法に「Const」を追加すればいいだけです。
'Constの定義
Const hensu1 As Integer = 1
'上記で宣言した場合以下のように「hensu1」の値を変更することはできません。
'hensu1 = 2
'PublicでConstを定義
Public Const hensu2 As String = 'TEST'
'PrivateでConstを定義
Private Const hensu3 As String = 'TEST2'
最後に
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